これだけは誇れるというかせめて五分だな、と思っていたことすら圧倒的な差でかなわなかった。曰く私は二級でその人は二段。まざまざと見せつけられた。ブツブツと独りごちながら励ましてたら怪しまれた。一年後を楽しみにしててくださいといったら楽しみにしとくよと笑った。背中を自転車で追い越した。

三日月が明るかった。ロッキンタイムを聴きながらオリオンに向かって帰った。