観てきた観てきた。あはははやっぱおもしろかったし私は好きだとても。

いろいろ考えながら観てて、終わってからも重箱の隅をつつくようなことを考えたりもしてたんだけど、外へ出た瞬間にそんなことはどうでもよくなってしまった。

外は風が強くなくて寒くも暑くもなくて、雲の向こう側には太陽が確かに照っていて、車に乗ったら流れてきたのはキリンジの音楽で、私はとても幸せだと思った。

チャウ・シンチー以外に私が敬愛してやまないキリンジや、松本人志川原泉三谷幸喜等。彼らは皆自分自身とその表現手段の対象を愛している、と思う。そしてまたそれらに愛されてもいると思う。チャウシンチーはブルース・リーはもちろんのことカンフーも出演者も土地も言葉も当然自分自身をも愛してんだろなーと思った。観終わった後の幸福感はそこからくんだろなー。なにせラブが溢れているのだ。

私にとって、ただのエンターテイメント以上の意味を持つ。スピリチュアルな意味なので私にとって、でしかあり得ないかも分からないが。何度も聴きたい音楽、何度も読み返したい漫画や本と同等に、幸せの絶対条件ではないが十分条件でありうる。

襟を正して、私もがんばろう、と思った。仕事も音楽も、人間関係も。生活する、ということを生きるということを。丁寧にたくさんのことを受け入れていきたい。きっと私にとって周星馳の作品はそういう位置にあんだろなー。