行ってきました。た、楽しかったです。疲れたけど。既に立ち上がると両足が引きつっていますよ。

マジのジムだった!あしたのジョーだった!3分と1分ごとに音が鳴ってリングとサンドバッグがあって汗臭い闘う男の場だった。会社の子とふたり連れ立っていったすずむし君たちは間違いなく場違い。地域の情報誌に出てたのをみて無料体験に行ったのだけど、「あれ見てくる人はいないね〜」と言われた。のでよっぽど場違いだったのだと思う。

とりあえず縄跳び。片足ずつ交互に跳ぶ、例のアレを2R。もたない。1Rももたない。「3分がとても長く感じた」ってよく聞くようなせりふをとても実感。この時点で両腕をやられる。

そのあと柔軟。これはふつう。話してみるとわりと優しそうな先生。この場合コーチっていうのかしら。

で、全身鏡を見ながらパンチとキックを教わる。シャドーボクシング的な。基本的なジャブ、左ストレート右ストレート、右ボディ左ボディ、左ミディアムキック右ミディアムキック(言い方間違ってるかもしれない)。ここで左太腿をやられる。

そしてミット打ち2R。さっき教わったものを組み合わせて打つ。ばしばし打つ。受けるコーチの勢いに負ける、けど打つ。ひたすらワンツー。ジャブ、ワンツー右ストレート。ジャブ、ワンツー左ミディアム。ジャブ、ワンツー右ストレート右ボディ、戻って右ストレート。汗だく。足ふらふら。コーチのミットが誘う。打つ。

かなりその世界に入り込んで、ただパンチとキックを繰り出すことのみに集中する。時間で言えばたかだか3分の間に、私は無になってた、と思う。

2R終わって、全身が重い。ちょっと休んであとは2Rサンドバッグをたたいて、1時間の体験終了。帰りはあっさり。コーチは既にほかの門下生の練習をみていた。私たちに対する態度とは大違い。本気の人に対しては、さすがに厳しい。「女の人は体のつくりが違うからどんなにがんばっても強くなれない」とはっきり言ってたのも、あの人が言うのなら納得。

すごい楽しかったし、またやりたいんだけど、あそこに通うのはちょっとな。なんていうか周りの緊張感をそいでしまうようで居心地が悪い。やっぱり闘う男の場だから、すずむし君のようなへなちょこはそぐわないなー。本気でやる、なら別だけど。でも楽しかった。