3月19日日曜日。

前日に動き回りすぎたため、すでに疲れがたまりつつあり動き出したのは11時近く。とりあえずマンションに隣接しているデパートのようなところで、生活用品の店などを覘き、わくわくしてからKさんと飲茶へ。入り口で人数を言うとテーブル番号を書いた紙を渡され、その番号の机に向かう。お客さんはまだまばら。

お茶の種類を聞かれ、Kさんが答えている。いいなあ〜私は何を聞かれたかすら分からなかった。注文は、メニューの書いてある紙にチェックしてお店の人に渡すらしい。メニューを見てもピンと来ないので、字面だけで選んだりしてみる。いっぱいあるんだもの!追加注文用のメニューはこんなかんじ(写真)。5種類くらい頼んで、しばらく待つと続々とやってくる。こう、使い古されてる蒸籠とかたまんないよネー!このときはお腹が空きすぎていたのでじっくり眺めることなかったけど。よく見とけばよかった。この、叉焼米粉で包んだやつが最初に来て、ちょううまかった(写真・ぼけてる)!飲茶は大人数で食べるべし、というのは、ほんとうだね!いろんなものをもっと食べてみたかったヨー。あ、ちゃんと箸とお椀は洗ってから使ったよ!新聞持ってるおっちゃんも大げさなくらい洗ってたのでそれくらいやんなきゃな、と思った。

横のほうで、お店の人が机を移動し始めた。何かと思ったら、大きなテーブルをつくっている様子。中くらいの机に、少し大きい四角い板を置き、その上にさらに大きい丸い板を置く。その上に布をかぶせて、完成!すごいなあ〜。そこへ、ぞろぞろと大家族。

この机は、実は麻雀の机なんですよ、とKさん。そうなんですか!?と探ると、確かに小引き出しが!あの、棒とかお金入れとくとこ!お、おもしろい…。

食後、日本の漫画がたくさんあるお店を覘いたりしてから、MTRで金鐘へ。本日は観光人らしく海洋公園へ。バスに乗ってブーン。海洋公園は、人だらけ!す、すごい…。休日だからだろうか。人ごみにまみれてサメの水族館に入ったら、周りの人たちがいっせいに「わあ〜」「わあ〜〜」と言い出したのが面白くてたまらなかった。香港人の「わあ〜」って言うの、かわいいなー。サメよりも人々の反応が興味深い。他の水族館に入ったときも、近くに大きな魚が来るたびに子供とか大騒ぎするのね!

ロープウェーに乗って、敷地内を移動(広すぎるよね!)。途中で止まったりして、風も強いし、なかなかにスリルのあるロープウェー(写真)。パンダを見て、再びバスで金鐘へ戻る。

MTR尖沙咀へ。そこでKさんおススメの店へ。日本人客も多く来る様子で、私たちが入ると店の人が「いらっしゃいませー」と言う。しかも言い続けながら席まで案内してくれる。ちょっと笑ける。メニューには日本語も書いてある。回りも日本人が多かった(たぶんひとまとめにされてたのだと思う)。店の人があれはどうだこれはどうだとどんどん薦めてくる。ちょっと待って!ということを広東語で言いまくるKさん。面白い。

で、注文したおススメのオバケシャコのニンニク揚げがたっぷりのもの(写真・分かりにくいけど)。ニンニクが!効きまくっておいしい〜。シャコ、こんなに大きいのははじめて見たよー。その他ふかひれのスープとか、ハマグリとか、高級そうなものをいくつか食べる。

腹八分目で済ませておいて、店を出る。目の前にHMVがあったので、目的のひとつでもあるCDを探しに、いざ。求めるのはサミュエルホイのCDと、ガヤムヤンのCD。サムは、前回CDを買ってはまってしまったのだった。今更ながら。というわけで4枚組みのを発見、狂喜。

で、ガヤムヤン。棚を探しても、見つからない。ここはひとつ…店の人に聞くしかあるまい…。持っていたメモ帳に「假音人」と書き、レジの人に話しかける。広東語で聞ける自信は無いので、これまた自信は無いけどまだましだろうと英語。

「Excuse me〜」(エクスキューズミーって話しかけると、向こうも英語だなって思ってくれるので続けやすいことに気付いた。当然か。)「I'm looking for this CD!」と言ってメモを出す。「ガ・ヤム・ヤン。」あ〜、通じてるよー。何か端末で調べてみる、というようなことを英語で言ってくれる。しばらくすると「〜〜Sold out〜〜」と言う。わお!無いのかよー。そっかー、ありがと、センキューと去ろうとすると、何か言っている。分からないけど、他の店舗も探してみる?というようなことを聞いてるらしい(another store〜〜と聞こえた)。それは是非宜しく、と思い、「おー、あー、I can goー」と焦って言う。なかなか間抜けな返答だなーと思う。そしてしばらく後、再び「sold out」という答え。ああ…そうなのね…ん、ありがと、センキューンコーイと言って今度こそ去る。

そのままうろうろと歩き、男人街へ。この雰囲気、やっぱり楽しい。前回も気になった風水盤をまた見てたら、おっちゃんが薦めてくる。Kさんが「見方が分からないよー」というと「見てるうちに分かるようになるよー」と答えられたらしい。そういうものか。違うと思う。

歩いてると、チャイナドレスの店が。でね、すずむし、買っちゃった☆白くて水色の模様のあるチャイナドレス。再来月の友達の結婚式に着てくんだ!だって安かったんだもの。

さてそうしているうちに、ボウチャイファンの店がいくつか見えて参りました。前回、ボウチャイファンは不完全燃焼だったので、今回こそは食べたいと!心に誓ってきたのです。そのうちのひとつの店の客引きのおっさんに招かれるまま、非常にローカル色の強い店に入る。なんか、他のお客さんもちょっと怪しく見える。

鶏のボウチャイファンを注文。壁を見ると、読めない数字のメニューが並ぶ(写真)。テンション上がって仕方ないよ!とりあえず置いてあるお茶は危険な香りがするので、近くでコーラを買ってくる。そして注文の品(写真)。ああこれがボウチャイファンか!箸と、レンゲをお茶で洗って、パクリ。なんだろう、なんかもうおいしくてたまんない。ロケーションサイコウ!やっほー!という感じ。後から来たお客さんも怪しさ満点で、絶対ひとりなら入れないな、と思う。

無事食事(夜食)も終え、疲れ果てていたので、タクシーで帰る。