最後

明日、私の移動をもって引越しが完了いたします。
とゆーわけで今日は友人と最後の晩餐、カレーを食べに行ってまいりました。いつもは頼まないちょっと奮発したセットで、初めて食べるカレーと、初めて食べるナン。おいしかった、どうもありがとう。
そっから久しぶりに、カラオケ。最後の、最後の…。最後のっていう実感が、全く伴わない。昨日の送別会でも、「では、また」と言ってしまって、またはないだろうと突っ込まれたりした。
そうなんだなあ。私より、周りのほうが状況を把握しているみたいだ。変化していくほうは、これからの道を見ているので、これまで見ていた景色をじっくりみている余裕がないのかも。変化がひと段落ついたころに、今まで見ていた景色が見えなくなっていることに気づくのだろうな。でもその頃には、以前の景色の中にあった私の居場所はなくなっていて…。あ、想像すると、それって寂しいな。
そんな風に考えるだけ、感傷的になっているのかしら、最後の夜。いえいえ、これはたぶん無理やりに、そういう気分をかみ締めようとしているだけ。何かを捨てたり、何かを置いて行くという感覚もそれほど無い。大事なものは、全部身につけているつもり。


格好いい言い方をしてしまった。いちばんしっくりくるとすれば、実感がわいてない、と一言。もしくは、想像がつかないからわからない、とか。想像をめぐらす暇が無い、とか。ああ、実感するだけの時間がない、かも。
すずむしは、変わっていく。でも、私が私であることに変化は無い。うーん、表現しにくいけど、外側も内側も変わったとしても、それが、私だ。そうだと知っている。