時間は経過する

とうきょうに引っ越してきて、4ヶ月が過ぎようとしています。
じわじわと、私が環境に溶けていくのを、あるときにふと、気付きます。そこで生活をしていくということ、を淡々と続けているうちに、ここにいることに何の疑問ももたなくなっています。何も、特別に意識をしなくなるというか。
馴染もう、などと積極的に考えたことはありませんが、半透膜のように、私と私の周りは、等張になっていくのだなあと思います。
日常というものの、あたりまえに続くということの力の大きさ、と素晴らしさ。
以前に、友人が、つきあっていた年下の男の子に対して、「あの子の10年後を私はみているから、今ダメなところも許せる」ということを言っていた。その言葉に含まれる、時間への信頼というもの、変化することへの希望、とても素敵だと思った。そのときは脱帽した、今なら私もおなじことを言える。