本読みとしては間違ってる気もするが

好きな文章、というのについて、思いを馳せていた。
好きな小説や、好きな言葉、ではなく、好きな文章。文体、というほうが正しいのかな。言葉の選び方や、句読点の打ち方や、文の組み立てかたが心地良い文章。
そういう文章を読んでいるときは、いい音楽を聴いてるときみたいに気持ち良い。その内容に関わらず、その文章の中に浸っていたい。お話の行方は目的じゃない。文章のリズムに漂っていたい。
たぶん、ひとそれぞれなんだろうなーと思う。共有する感覚、見えているもの、やっぱりリズムなのかな。とにかく、惹かれてやまない文章、なぜだか琴線にがんがん触れる。そういう文章書きのひとをみつけると、それを読めるしあわせを思う。
私の好きな文章書きのひとたちよ、内容なんて、いいのだ、とにかく書いてくれ、そのリズムがあるだけで、私は幸福を味わう。
(たいてい、文章が好きなものは、内容も興味深いんだけど)