生きてる

やっぱり生きてるって思われたくないな、なんかさ、血の通った人間だと思われたくない、ひとつひとつのことが心に影響したり刺さったりって、してるって思われたくない。内側を秘密にしたいってことなのかな、結局…。
感じる心が無ければいいのにな。感受性が強い、だなんて、言われたくないし自分でも何がなんでも思いたくない。意地だね。なんでだろう。嫌いなんだと思う、その言葉。
もっと猫を!何枚でも被って。
そして、早く、無くなればいいな。
素直できれいな魂に触れて、消えたくなるのだった。
違うな、ただの理由付け。
さもなくば、日々に忙殺されてしまえ。
つまらないことを書いてるな。散漫で、いけない。たぶんもうずっと、自分に絶望してるんだ。
研究の関係で、1年ほど島に住んでた。研究所以外、住民のいない島。島だから、海に囲まれていて、朝も、昼も、夜も、海といた。桟橋に座って、波立つ水面を、沈む夕日を、真暗闇に月の光を、見てた。
思い出したくないことがあった、のに、思い出にあるその景色はこんなにも美しいの。