いまがすきだ

そうかー、なんだかなー。
テレビみてたら気分が沈んできたので消した。
世間が、世界が病んでるとか、昔と比べて今のこの世は世知辛いとか、そういうフィルターを通してみたらそれ以外のものが見えにくくなるだろー、と思う。自ら濾してとったものを、苦い苦いと言ってるようなもの。甘い部分は君が除去したんだろう。
まあ、そういう告発を無駄なことだとは思わないけど。でも、先を見てるんでなければ、やっぱり無駄かも。過去と、現在を比べることに、そう意味はない。そこから、未来へ向けてどう動くか、を考えなければ。
なんのための頭脳だい?
昔は良かった、って、いつの時代のことを言ってるんだろうね。何十年か後に、またおなじことを言うんでないの?
時系列立てて、データを並べる。そこから情報を読み取る。そして予測する。その予測に対策を講じる。
部分部分でみれば、昔の方が良かったことはいくつもあるとは思うけど。例えば、江戸時代の方が星がたくさん見えただろうしね。天然の鮎ももっと食べられただろうし。はじめてカラーテレビを見た感動ってのは味わってみたいし、こどもの頃食べてたホウレンソウの方が好きだった。
でも今は、江戸時代に治せなかった病気も治るし、浮気をして斬られることもないし、新幹線ちょう速いし、インターネットもある。
曖昧な、「昔はよかった」は、やめてほしいな。そういう、ネガティブな植え付けみたいなものは。いわゆる、「思い出は美化される」ってのじゃないの?