関節のオーラ

「音楽家の方ですか?」と、いきなり尋ねられた。いらっしゃいませ、と水をテーブルに置いたときに。ときどき来るけれど、話したことはないお客さんだった。戸惑いつつ、「いえ・・趣味で少しやってる程度です」と答えると、「音大生・・ですか?」とおっしゃる。「いえ、違います」と答え、とりあえず注文を聞き、カウンタに戻る。
楽家、音大生・・というからには、何か楽器をやってるようにみえたのかしら、音楽はやってるけど、ちょっと方向が聞かれたこととたぶん違うしな、とか考えながら、ブレンドをいれる。
お待たせしました、ブレンドです、とテーブルに持っていく。「楽器をやってるのかなあ、と思いまして・・・なにか・・音楽家のオーラが出てるものですから・・すごく・・」。なんだかいい気分になって、戻る。何の楽器をやってるようにみえたのか、聞けばよかったなーとか思う。
その後、いい気分で仕事してたら軽くミスったりした。すぐ調子に乗るすずむしですね。
楽家のオーラか・・・「関節♪」とか歌ってるって知ったらイメージ壊れるんだろうなー。