寝付けないのだった

寝付けないわたしは、お酒をのみます。ズブロッカをのんでいて、なくなってしまったのでスミノフをのみます。とにかく、かなしいのです。もう、どこかに希望があるなんて、少しも思えないのです。もし、これが冬の寒さのせいだとして、春になるまで、待てる自信もないのです。生きとおす自信が、ないのです。
このまま時間が経っていって、なにがあるというのでしょう、同じことを、くりかえしているだけで、日々が進んでしまいます。わたくしを、必要とは、しなくなってしまいました、あの職場に、明日もいかなければならないのですね。
そんな葛藤は、もしかすると、半分くらいの人は感じているのかもしれません、わたくしだけのことではないのだと、思うのです、思う傍ら、それでも、ほかの誰かと共有出来るのだとしても、このきもちがおさまるのでもなく、平らになるのでもなく、私は明日も、このきもちをもったまま、電車に乗るので、そして長い道のり、といってもほんの十数分の道のり、てくてく歩いて、行きたいと思ってもいない職場に向かうので、明日も寒いのだろうか、寒くなければ、途中の道で、猫が待っていてくれるのなら

この、きもちの元が、そこにあるのなら楽なの。
かみさま、生きることは、こんなにも大変なことですか、今まで知らなくてごめんなさい、知っていたのかな、知っていたけど、知らないふりをしてきた、そうしたら楽になれるかと思って。なにをいってるんだ、ああ
積み石を、積み重ねているようだ。高ければいいってもんじゃないんだろうよ。そうして、崩れる、バランス、おとずれるのは、混沌か。朝陽が射すか。どうか。
寒くなってきちゃった、
恋をしてたとき、4時間寝るだけで、元気だった、でももう恋は、いいや、あんな起伏、もう、いい。いまで充分、平坦で居たい、もっと、起伏がなくなればいい、こころが1ミリも、動かなくなれば、生きていくのは、難しくない。
アルコオルで、いろいろ、考えられなくなって、どうもありがとう、生きていける気がする。たぶん、こうやって、日々は過ぎる、たくさんの、平坦平凡な毎日と、ときどきおとずれる、そのバランスをとるような、こんな日で。
こんな日は、こなければいいのだ、ないほうが、よっぽど平和なのに。いまだに、なにもまとまらない、腰を据えられない、わたしというものは、これで一生過ぎるのだとしたら、なんて、絶望。
ねる