水が流れる

HARQUAのライブはとても良かったです。Quinkaさんの声は小鳥のさえずりのようだと思いました。
ものすごく嫌で、逃げたくて仕方がない、もう泣きたい、でも逃げられないって状況のとき、自分を守るための鎧がある。ここ数年でいちばん有効なのは、「すずむし」の殻を被ることです。
「すずむしさん」は万能なんだ。
自分の視点を、ここから少しずらしたところに持っていく感じ。すずむしのフィルターを通して世界を見るんだ。私はすずむしの半歩後ろにいる。
あと、知ってる他人の殻を被ったりもするね。とにかく、自分ではないってことで、自分を守る。
書きながら、誰でもやってることだろうな、と思えてきた。
何かの振りをしないと、できないこといっぱいあるよねえ。
整体に行って、頭の後ろから背中までほぐしてもらったら、声を出しやすくなった。からだ大事。全部つながってる。
この、全部つながってる感って、ときどきすごくしっくり来るね。何もかも、そう。全部つながってるんだ。何も独立してないんだなあ。
ぼのぼのにもあったね、つながってる水のようだ、って。
つながってるんだなあ。それを断ち切りたくもなるんだけど。断ち切ったとしてもすぐにまた生える、とはキリンジが言っていたね。地を這うものに翼はいらぬ。